Canvaではオリジナル画像をデザインに利用できます。
Canvaでは、デスクトップやスマホ内の写真やイラスト画像をページに配置して、編集・加工することができます。
このページではCanvaで画像を使う場合の操作や加工方法等の基礎知識を紹介します。

編集ページに画像を配置するには。
PCやスマホにある画像データをCanvaで使いたい場合は、Canvaに画像データをアップロードする必要があります。
画像をアップロードするには、以下の2つの方法があります。
- Homeのメニュー一覧にある「アップロード」ボタンから画像をアップロードする。
- 画像を直接編集ページにドラッグ&ドロップする。
1,「アップロード」ボタンから画像をアップロードする
◯Homeのメニューから「アップロード」ボタンを押すと、画像のリストが表示されます。
リストは今までにアップロードしたり、生成した画像データが一覧で表示されます。
※画像以外に動画や音楽データもアップロード可能です。

◯「ファイルをアップロード」ボタンをクリックするとファイル選択ウィンドウが開きます。

◯選択した画像が編集ページに追加されます。
また、画像は画像一覧にも追加され、一覧のサムネイル画像をクリックすると編集ページに画像を追加することができます。

※SNSなどに登録している画像も使用できます。
「ファイルをアップロード」ボタンの横の「・・・」ボタンはSNSなど他のアプリ一覧が表示されます。
アイコンをクリックすると、それぞれのアプリとアカウント連携が必要となります。
連携したアプリで管理している画像などをCanvaにアップロードして使用することができます。

Canvaで配置した画像を使うには。(画像の拡大縮小など操作方法)
配置した画像は、拡大縮小したり、移動・回転など、レイアウトすることができます。
これら画像の操作方法について詳しく紹介します。
画像を移動させる。
編集ページに配置した画像を移動するには、画像をクリックしたままマウスを移動させるか、選択した状態で、上下左右キーを押す事で移動させることが出来ます。
複数の画像を選択した状態でも同様に移動できます。
(テキストなど他のアイテムもまとめて移動できます)

画像を拡大縮小する。
画像は、四隅にある丸(◯)をクリックして移動すると、画像全体を同じ比率で拡大縮小できます。
動かず角の対角線の角が起点となり、サイズが変わります。

画像をマスクする・拡大する
切り抜き(サイズを上下左右に縮める)
画像の上下左右の辺の中央にある長方形をクリックして動かすと、画像サイズより小さくした場合は、動かす辺の反対側を起点として、画像がマスク(切り抜き)された状態になります。
マスクがかかった状態になりますので実際の画像は元のサイズでデータが残っています。

拡大する(サイズを上下左右に広げる)
また、画像の上下左右の辺の中央にある長方形をクリックした状態で、画像サイズより外側にマウスを動かすと、画像サイズが拡大します。
画像がマスク(切り抜き)状態の場合は、実際のサイズまで、マスクが解除されていきます。
元の画像サイズを超えて拡大していくと、画像は動かした方向に拡大されます。
そして、動かしていない方の幅は固定されたままなので、固定された部分はマスクされる(切り抜かれる)ことになります。

画像を回転する。
画像の下部(レイアウトにより横に出る場合もあります)に、丸の中に回転する矢印のイラストがある「回転ボタン」が出ています。
この「回転ボタン」をクリックしたままドラッグすると、画像は回転します。

- 回転中にシフトボタン(↑Shiftボタン)を押すと、回転しながら画像の拡大・縮小できます。
- 回転中は何度に傾いたかの度数が出ます。数値を見て決めたい場合は参考になります。

画像上のアイコンバーについて
テキストボックスを選択すると、すぐ上にアイコンバーが表示されます。
アイコンが6つ表示されます。

コメント

画像にコメントを追加できます。
コメントアイコンをクリックすると、コメント入力ウィンドウが表示されます。
コメントは印刷されませんので、共有して複数名で作業する場合や、メモとして活用できます。

ロック

ロックアイコンを押すと、選択画像がロックされ、画像の移動、エフェクト指定、削除などが行えません。
ロックアイコンもう一度押すとロックは解除されます。

複製

複製アイコンを押すと、画像がななめ下に重なってコピーされます。

削除

削除アイコンを押すと、選択された画像が削除されます。
画像を選択した状態でBackSpaceキーやDeleteキーを押しても削除できますが、削除対象を間違えないように個別に削除したい時などに便利です。

・・・(もっと見る)

・・・のアイコンは「もっと見る」ボタンです。
クリックするとリストが表示されます。
コピーや貼り付けなど選択できます。
ショートカットキーの記載もあるので、確認できます。

画像を編集するには。
画像のツールバーで画像を編集できます。
ページ編集では、画像を選択すると、ページの上部にツールバーが表示されます。
ツールバーをクリックすることで、タブが開いたり、選択している画像に効果が反映されます。

ツールバーには、左から以下の通りの順番でボタンが配置されています。
ぞれぞれのボタンについて紹介します。
1.編集
「編集」ボタンをクリックすると、編集ウィンドウが表示されます。
編集ウィンドウでは、色を手動に調整したり、様々なフィルターやエフェクトが追加できます。

「編集」機能のタイトルは以下の通りで、それぞれ画像を加工するためのツールとなります。
- 調整・・・手動で画像の色合いを調整できます。
- マジックスタジオ(有料)・・・背景を自動で除去、生成他様々な画像の加工を行うことができますが、有料のためこのページでは説明を割愛します。
- フィルター・・・色を調整するテンプレートが準備されています。
- エフェクト・・・ぼかしたり、影をつけたりと様々な効果をつけることができます。
- アプリ・・・画像を様々な加工ができる拡張アプリです。モックアップが作れるアプリやベクター画像に変換するアプリなどもあります。
これらは、画像の色調の補正やエフェクト、変形などができます。
それぞれの操作、機能については、「画像に色、効果をつける方法」で詳しく紹介します。
2.背景除去(有料サービス)
画像の背景をワンクリックで削除できる機能です。
Canvaプロ(有料)で利用できるサービスです。
無料トライアル30日もありますので、実際に利用する前に体験することも可能です。
有料サービスのためこのページでは説明を割愛します。
3.切り抜き(画像をトリミングする。)
「切り抜き」は、画像の不要な部分を選択して、切り抜くことができます。
ワンクリックで範囲を指定できる機能もあり、簡単にトリミングできます。

「切り抜き」ボタンを押すと、切り抜きウィンドウが開き、画像を切り抜くことができます。

スマート切り抜きで切り抜く。
画像を選択した状態で「スマート切り抜き」ボタンを押すと、画像を自動で切り抜いてくれます。
画像の中で最も重要な被写体を自動で検出し、良いバランスになるように四角形の範囲で縦と横のサイズを調整してくれます。
また、画像をドラッグすると切り抜く箇所を移動させることができます。

縦横比で切り抜く。
「縦横比」では、よく使う縦横比のテンプレートが用意されています。
1:1の正方形や写真やフィルムで使われる4:3、ワイドディスプレイのサイズやInstagramのストーリーで推奨されているサイズで9:16など、よく使う比率で切り抜きすることができます。
比率を選択すると、画像に切り抜きワクが表示されます。
切り抜きワクの四隅をドラッグして動かすと、比率を変えずに切り抜きサイズを拡大・縮小できます。
また、画像をドラッグすると切り抜く箇所を移動させることができます。

画像を回転させて切り抜く。
「回転」のスライドバーを移動させると、画像を回転させることができます。
切り抜き箇所を回転させることで調整できます。

4.反転(画像を反転する。)
「反転」ボタンを押すと、「水平に反転」と「垂直に反転」が表示されます。
それぞれクリックすると、画像が反転します。

5.カラー(画像のカラーを変更する。)
「カラー」ボタンを押すと、カラーウィンドウが開きます。
ツールバーで表示される色は、画像内に使用されている主な色になります。

ツールバーの色を選択した状態で、カラーウィンドウの色を選択すると、画像の色が置き換わります。
置き換える色は細かく調整することが可能です。

カラーウィンドウの「文章で使用中のカラー」をダブルクリックすると、カラーパレットが表示されます。
デフォルトの色以外を使用したい場合等、自分でカラーを調整できます。

6.ストロークスタイル(画像に枠をつける。)
「ストロークスタイル」ボタンを押すと、ワク線と線の太さを選べます。

線の形状は直線と破線を選ぶことができます。
また、ストロークの太さで、ワク線の太さを変更することができます。
これらを選択することで、画像に枠線をつけることができます。

ストロークスタイルを選択すると、ツールバーのカラーの横に、「ストロークの色(布太い丸◯)」が表示されます。
クリックすると、ワク線の色を変更できます。

7.角の丸み(画像の角を丸くする。)

「角の丸み」ボタンを押すと、角の丸みのスライドバーが表示されます。
バーを右にスライドさせると、画像の角が丸く加工されます。

8.透明度(画像を透過する。)

「透明度」ボタンを押すと、選択した画像の透明度を変更できます。
デフォルトでは100ですが、スライドバーを左に移動して数値を下げ、透明度を変更できます。

9.アニメーション(画像を動画にする。)

「アニメーション」ボタンを押すと、「アニメーション」のタブが表示されます。
印刷用データでは使用しませんが、画像にアニメーションの効果をつけることができます。
画像を回転したり移動したりフェードイン、アウトもできます。

10.配置(画像を配置する。)

「配置」を押すと、「配置」ウィンドウが表示されます。
「配置」ウィンドウには、「配置」タブと「レイヤー」タブに分かれています。
「配置」タブでは、画像の配置を設定できます。
画像を前背面へ移動させたり、選択した画像を揃えたり、サイズ、位置を数値で指定できます。

「配置」タブの右側の「レイヤー」タブをクリックすると、レイアウトされている画像などのアイテムの一覧が表示されます。
アイテムを移動させることで前背面(レイヤー)を移動させることができます。

また、デフォルトでは、「すべて」タブが選択されていて、配置されているアイテムが全て表示されていますが、「オーバーラップ」のタブをクリックすると、選択しているアイテムと重なっているアイテムのみを表示してくれます。
複雑なレイアウトや重なりの多いレイアウトの場合は「オーバーラップ」で必要なアイテムのみを表示してレイヤーを移動させると使いやすいです。
11.スタイルをコピー(画像のスタイルをコピー・貼り付けする。)

「スタイルのコピー」では、選択している画像のスタイルを別の画像にコピー&ペーストできます。
画像を選択している状態で「スタイルをコピー」ボタンを押すと、その画像のスタイルがコピーされ、カーソルがペイントローラーの形をしたアイコンに変わります。
その状態で、他の画像をクリックすると、コピーした画像のスタイルをクリックした画像にコピーすることができます。

画像編集機能の紹介(エフェクトや色補正について)
画像の「編集」ウィンドウでは、画像を編集・加工するための機能やツールがあります。
Canvaの画像編集機能は、自動で調整や補正してくれる機能や、ワンクリックとスライドバーで作業できるツールがほとんどですので、初めて使う方でも簡単に画像編集ができるでしょう。
それでは、それぞれのツールについてご紹介します。

「マジックスタジオ」・・・画像の除去や生成等ができます。(有料)
「エリアを選択」・・・画像の編集する部分を指定できます。
「調整」・・・画像の色合いを調整できます。
「フィルター」・・・色を補正できます。
「エフェクト」・・・影や効果をつけられます。
「アプリ」・・・アプリを使い画像を加工できます。
エリアを選択(編集する部分を選択できます)

「エリアを選択」では、画像の編集する部分を指定できます。
色の調整したい部分を自動判別したり、ブラシで指定することが可能です。
選択したエリアは、色調補正、加工したり、切り抜き・生成(有料)することも可能です。
「エリアを選択」は、以下のボタンをクリックして指定することができます。
◯すべて・・・選択していない状態です。
「すべて」の右に並んでいるボタンで範囲指定できます。
指定された箇所は紫色のマスクがかかります。
◯クリック・・・クリックしたところを起点として自動的に範囲選択されます。

◯ブラシ・・・ブラシをドラッグして、選択範囲を指定できます。
ブラシのサイズは変更可能です。

◯前景・・・人物など、画像の中心的な被写体を自動で検出して選択します。

◯背景・・・周囲や背後など中心的な被写体部分以外を自動で検出して選択します。

◯テキスト・・・画像内のテキストを選択し、テキストを編集可能にすることができます。
「テキスト」有料サービスですので詳細は割愛致します。
「エリアを選択」後、「調整」のスライドバーを使うことで、色の調整が可能です。
調整(自動・手動で画像を編集する。)
「調整」をクリックすると、調整ウィンドウが表示されます。
画像の色合いが自動で調整できる「自動調整」ボタンと、色合いを手動で調整できるスライドバーがあります。

画像の色を自動調整するには。
「自動調整」ボタンを押すと、画像の色合いを自動で調整できます。
暗めの色合いは明るめに変えたり、写真などは自然な色合いに変更されます。

手動で画像の色を調整するには。
「調整」ウィンドウを開くと、スライドバーの一覧が表示されます。
このスライドバーで、ホワイトバランスや明るさ、色合いの調整などを手動で変更可能です。
スライドバーは、つぎの4つのカテゴリーに分かれています。
- ホワイトバランス
- ライト
- カラー調整
- テクスチャー

◯ホワイトバランス
「ホワイトバランス」のスライドを調整すると、写真の色味(色温度)を補正できます。
写真の場合、光源の影響で、赤や青など、色合いが偏っている場合があります。
ホワイトバランスでは、スライドの移動でこれらを補正できます。

■ライト
『ライト」のスライドを調整すると画像の明るさや陰影を手動で細かく調整できます。
明るさやコントラストなど、強調したり、抑えることができます。

■カラー調整
「カラー調整」では、スライダーを調整して、自然な色合いにしたり、色味を細かく調整できます。

また、画像に使われている主な色のアイコンが並んでいます。
このアイコンをクリックすると、それぞれにスライドバーが表示されます。
スライドを移動させることで、色別に調整することができます。

■テクスチャー
「テクスチャー」を調整することで、質感や立体感を出したり、くっきりとした感じに調整することができます。

■調整をリセット
一番下の「調整をリセット」ボタンを押すと、画像の調整が初期化され、元の色合いに戻ります。

マジックスタジオ(画像の除去や自動生成ツール・有料)

『マジックスタジオ」は、AIを活用して自動で切り抜きや生成が行える編集ツールです。
簡単な操作で、画像の切り抜きや加工、生成ができます。
マジックスタジオは、有料サービスなため、紹介は割愛させていただきます。
30日の無料トライアルが利用可能です。
フィルター(色補正)
「調整」ウィンドウの「フィルター」は、名前の通り、ワンクリックで画像に色や補正のフィルターをかけることができます。
「フィルター」別に名前がつけられていて、名前を見るだけでもどの様な色になるのかイメージしやすくなっています。
また、アイコンのサムネイルは変更後のイメージになっています。
初心者でも簡単に写真の色調や雰囲気を変え、画像をデザインに合わせることができます。

フィルターを選択すると、選択したアイコンの下にスライドバーが表示されます。
スライドバーは、フィルターの強度で、標準では100(%)ですが、バーを左にスライドすることで、フィルターの強度を下げることができます。
フィルターの補正が強くバランスが悪い場合や思った色合いでない場合は、フィルターの強度を変えてデザインに合う色合いに変更することができます。

エフェクトを使う。
「エフェクト」は、画像に影をつけたり、ぼかしを入る等、様々な加工ツールがあります。

シャドウ
「シャドウ」では、画像に影を追加して立体感や奥行きを演出する効果をつけることができます。
「シャドウ」アイコンをクリックすると、一覧が表示され、影の効果を選べます。
また、シャドウ効果を選ぶと一覧の下部にスライドバーが表示され、向きや濃さなど影の効果を調整できます。

ダブルトーン
画像を2色(ダブルートーン)に置き換えます。
「ダブルトーン」アイコンをクリックすると、パターン一覧が表示されます。
パターンのアイコンを選択すると、画像が2色に置き換わり、下部にスライドバーが表示されます。
スライドバーは、ダブルトーンの強さを表示していて、左側、0に近づけると、ダブルトーンの効果が弱くなり元の色合いに近くなります。
モノクロやセピアなど、よく使われる色合いにもできますし、デザインに合わせて画像の色調を調整する事も可能です。

ぼかし
「ぼかし」では、写真全体にぼかしををかけられます。
「ぼかし」には「ブラシ」と「画像全体」があります。
◯ブラシ
ブラシを使って部分的にぼかすことも可能です。
また、ぼかしの効果を削除することも可能です。
「ブラシ」では、「ぼかしを加える」ことができます。
画像の上をドラッグしたところが紫色に変わります。
ドロップ(マウスのボタンを離す)と、ドラッグで選択した紫色の場所にぼかし効果をつけることができます。

また、「削除」でドラッグしたところのぼかし効果を削除することができます。
※「削除」は、ぼかし効果を削除するだけですので、元からぼかしがかかっている画像が鮮明になるわけでは有りません。

◯画像全体
「画像全体」は、画像全体にぼかしを入れることができます。
スライドバーで強度を変更できます。
下部の「ぼかしを削除」ボタンで、ぼかしをリセットできます。

オートフォーカス
画像の背景だけを自動で選択肢、ぼかすことでメイン部分を強調できます。
「オートフォーカス」アイコンをクリックすると、「ぼかし強度」と「フォーカス位置」のスライドバーが表示されます。
「フォーカス位置」をスライドすると紫色の範囲が移動します。
この紫色の範囲が鮮明になり、それ以外がぼかしがかかることで、紫の範囲が強調されます。

フェイスレタッチ
顔写真などの色や質感を調整することができます。
「フェイスレスタッチ」アイコンをクリックすると、「滑らかな肌」のスライドバーが表示されます。
スライドバーを右に移動させると、顔の皺や、赤みくすみなどが自動で補正されます。

アプリ
Canvaでは、画像を加工できる公式連携アプリが多数用意されています。
無料と有料のものもあり、β版や日本語化されていないアプリもあります。

「Treacer」・・・画像のベクターデータ化できるアプリです。
「Mockups」・・・モックアップ画像を作成できるアプリです。
「Image Upscaler」・・・AIで画像を高画質化できるアプリです。
「Shape Cropper」・・・画像を切り抜きできるアプリです。
「Colorize」・・・画像をカラー化できるアプリです。
「Picelify」・・・レトロなピクセル画像に変換できるアプリです。
「ColorMix」・・・画像にグラデーションカラーにできるアプリです。
「Trippy」・・・画像にサイケデリックな効果を追加できるアプリです。
「Slice」・・・分割や切り裂き効果を追加できるアプリです。
「Screen」・・・スクリーンエフェクトを追加できるアプリです。
「BadTV」・・・古いテレビ風ノイズ・色褪せを追加出来るアプリです。
「Liquify」・・・液体の様な加工ができるアプリです。
Tracer(画像のベクターデータ化アプリ)
「Tracer」は、選択した画像を「Black&White(白黒)」、「Full color (フルカラー)(β版)」の2パターンのベクターデータに変換できるアプリです。
イラストなどは拡大しても粗い画像なりにくく、また、写真のイラスト化やなどもできますのでデザインに合わせて画像を加工するのに使いやすいアプリです。
利用方法は、
「Trace image」ボタンをクリックします。
変換された画像が表示されるので、「Threshold(しきい値)」を調整して、線の太さや色のなどを細かく調整できます。
「Add to desgin」をクリックすると、編集ページに描き出されます。

Mockups(モックアップ画像を作成するアプリ)
「Mockups」は、用意された写真や画像などのテンプレートに選択した画像をワンクリックで合成し、モックアップ画像を作成できる機能です。
パソコン・スマートフォン・本の表紙・Tシャツ・マグカップなど、様々なテンプレートが有り、立体的な面にも配置可能です。
反転や配置、切り抜きなども可能です。

有料サービスでは、オリジナルのテンプレートも作成可能です。
Image Upscaler(AIを使用した高画質化アプリ)
「Image Upscaler」は、AI技術を活用して画像を鮮明で高品質に変換することが出来るアプリです。
有料サービスのため紹介は省略します。
Shape cropper(画像切り抜きアプリ)
「Shape cropper」は、画像を用意されているフレームテンプレートの形に切り抜きできるアプリです。
星型やハート型などデザインにも使いやすいデザインが準備されています。
また、画像のズムーム機能があり、配置画像を拡大縮小して、切り抜きサイズを変更ができます。

Colorize(画像をカラー化できるアプリ)
「Colorize」は、白黒や色あせた画像データを自動的にカラー化できる画像編集アプリです。
選択した画像がAIにより自動的にカラー画像になります。

Picelify(画像のピクセル化アプリ)
「Picelify」は、画像をレトロなピクセル調に変換できるアプリです。
選択した画像をピクセル画像に変換できるので、写真をドット絵風にしたり、イラストをレトロゲーム風にすることができます。
ピクセル(ドット)のサイズを拡大縮小もできます。

ColorMix(画像をグラデーションカラー化できるアプリ)
「ColorMix」とは、画像にグラデーションの色を付けることができるアプリです。
レインボーカラー等も用意されていて、色合いも調節可能です。
画像全体の雰囲気を大きく変えることができます。

Trippy(サイケデリック効果の追加アプリ
「Trippy」は、未来的なデジタルエラー風の効果を画像に加えることができるアプリです。
エッジの聞いた画像やサイケデリックなエフェクトで加工できます。
版のズレた印刷風等、デザインにも活用できます。

Slice(分割や切り裂き効果の追加アプリ)
「Slice」は、画像にスライス効果を加えることができる画像編集アプリです。
画像を切り裂いたようなインパクトのある加工が簡単にできます。

Screen(スクリーン越し風の加工アプリ)
「Screen」は、画像にスクリーン調のフィルターをかけることができます。
レトロな雰囲気やデジタル感などを出すことができます。

BadTV(古いテレビ風ノイズや色合いに加工できるアプリ)
「BadTV」は、昔のブラウン管テレビの「映像の乱れや故障」をリアルに再現したエフェクトを画像に追加できるアプリです。
古いテレビの「ノイズ」や「乱れ」、「VHSテープの劣化」などを表現できます。

Liquify(液体風エフェクトを追加できるアプリ)
「Liquify」は、画像に液体のような動きや歪みのエフェクトを追加効果を加えられる画像編集アプリです。Photoshopの「ゆがみ」機能のように、写真やイラストを自由に変形させて、ユニークでダイナミックなビジュアルを作成できます。

まとめ
Canvaの画像編集について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
無料版では背景の切り抜きや変形ができなかったり、加工や効果の範囲の選択ができないツールがあったりと、一部不便なところはあります。
ですが、初めて使う人が簡単に画像編集を行えますし、使い慣れた人も細かな調整ができる画像編集機能があるのは魅力的です。
ユーザーの声をもとに新しい編集機能の開発や改善に積極的なCanvaですので、今後も画像編集ツールは充実し、更に使いやすくなると思います。
そうなれば、今以上にデザイン作業の効率化には欠かせないツールになるのではないでしょうか。